第100回全国高校野球選手権大会 決勝で思うこと
2018.8.21(火曜日) 記す
始まる前の、雑談!
「金足農業 」対「大阪桐蔭」
この決勝は第100回大会に相応しい、もう、神様がこうなるように組んだ試合なのではないか!?と思うような対戦だなぁ。
金足農業は秋田の公立高校であり、今大会出場校の中で唯一の農業高校。そして、全員が秋田の地元中学校の卒業生だということだ。
野球に関しては冬の雪深い気候を利用しての練習!長靴で雪の中を走る?
学校生活では田植え、家畜の飼育、農地の測量、土木などの農業高校ならではのカリキュラムを受けている。
高校生活、農業の授業は体力的にも精神的にも
支えられているようだ。
横浜相手にホームランを打った高橋選手の飼育している豚さんが9匹の赤ちゃんを産んだり(*≧∀≦*)
大阪桐蔭は説明は要らないくらいの有名私立高校で、プロ野球選手もたくさん輩出している。
選手達は他県の出身者も多く、野球のエリート校。選手達は寮生活をし、週7日の練習、携帯は持ち込み禁止らしい。練習を含めかなりストイックな生活をしているそうだ。
U-18にも大阪桐蔭は6人が選ばれているが、
金足農業はピッチャーの吉田輝星君、一人である。
金足農業は雑草軍団と言われているようだが、
今の高校野球で甲子園に出場できる高校は
ほぼ私立の高校野球エリート校ではあるまいか?
公立高校に地元の中学から進学して、いくら野球が得意だと言っても、甲子園出場なんて夢のまた夢なのだ。まず、プロを目指している子達はシニアかボーイズに入っていて、中学校の部活には入らない。そして、頭角を現している子は野球エリート校からスカウトされて強豪私立校に行く。それでも、県大会で敗退して、甲子園に出る事は叶わない事が、多いのだ。
秋田県だって、シニアから甲子園を目指して私立の強豪校を選択して進学した子もいるだろう。そこを負かして、公立農業高校で甲子園出場を果たし、全国のエリート校を負かして、決勝に進んだ。しかし、これは奇跡ではない気がしている。
金足農業は雑草軍団。大阪桐蔭はエリート軍団。
エリートは植物に例えると何だろう?
ハウス栽培の蘭の花とかかなぁ。
きちんと出荷まで温度や水やり管理されて、花の中のスター的存在で華やかだ。
金足農の監督は選手を信じて、任せる。近江高校戦の2ランスクイズは選手同士の信頼関係が成せる技だった。
選手自身が考え想像力豊かに行動している。
指示待ち君じゃないのだ。
ピッチャーの吉田君は金足農業に進学する時、現チームメイトを誘った。中学から気心の知れた仲間と野球をやっているわけだ。信頼関係は中学時代から培われている。これが地元の強さだろうな。
スター選手がたくさん集まっていても、勝ちに繋がらないのは、どのスポーツでも言えることなんだと思う。チーム力がものを言う。
そうなってくると、選手達も自分だけが練習をして技術や体力を身につけたとしても、チームとしてつよくなる保証は無いんだなぁ。
始まる❗️